前へ   次へ
ホーム > 遠征レポート > ラジアルスプリング2010

ラジアルスプリングレガッタ 2010


報告: 八木谷 允

4月3~4日、江ノ島にてラジアルスプリングレガッタが開催されました。
私は、世界選手権の枠を獲得するべく、週末予定されていた “満開に咲く桜のもとでの宴” を断り、金曜日に江ノ島に向けて出発しました。

江ノ島までの道中は本当に大変で、特にセンター・ラダー、ヨット着を担いで会社帰りのサラリーマン&学生の満員電車と重なってしまったことは地獄でした。
「今頃花見は盛り上がっているのだろうなぁ~」と思いながら、本当に虚しい道中でした。


しかしながら、レースが始まり、「レースに出てよかった! 」とすぐに変わりました。


第1レースでいきなりのトップフィニッシュ!!
上マークから、というか、ミートする際も一度も前を切られることなくオールマークトップでフィニッシュでした!!


これは、金曜日の宿泊所で江ノ島フリートのある方から、「明日は軽風予報だから」と軽風の速く走らせるためのマル秘DVDを見ながらのミーティングがかなり効きました。

といいながら、まさか自分が1レース目でいきなりトップフィニッシュすると思ってなく、「コースはどう回るんだっけ?」と思い、後続艇の挙動を見つつ次のマークに向かっておりました。


いよいよフィニッシュ間近の時にはさすがに不安になり、レース中に帆走指示書を確認したという恥ずかしい事実...


そして、そんな1日目は、暫定1位という奇跡。


奇跡が2日目も続いてくれと願いましたが、2日目は、ユース達の艇の速さに驚き、特にフリーの速さに驚愕しました。また、自分のコース取りの未熟さを思い知りました。

毎レース、2上で5艇位抜かれて、どうしたものかと悩んでおりましたが、ヒキさんのコースを後ろから見ていると、ブローがあるところを常に走っておりました。そして、艇が風を受ける角度を考えながらブローにアプローチしていた気がします。
これは、前を走るわけだなと後ろから感心しておりました。


今回は軽風域でのレースではありましたが、一般男子&ナショナルチーム女子を抑えて優勝したのは、今春に高校生になったばかりだから驚きです。

彼は特にフリーが速く、10番台で上マークを回ったとしても、あっという間にトップ集団に絡んできます。すばらしい速さでした。

(その高校生が世界大会のオープン男子の枠を辞退してくれたおかげで私が世界大会に行けることになったから褒めているのではなく、本当に速かったから感嘆しております。)


最後に、
7月のスコットランドで開催される世界戦では、世界戦に恥じないレースをしてきたいと思います。


ラジアルスプリングレガッタ2010


成績表
・写真集  4/3  4/4  レセプション




© 2010  Laser Ashiya Fleet, All Rights Reserved.