マスターズワールド 2007
報告: 西野 隆文
マスターズワールド2007に参加しました。場所はスペインのコスタブラバにあるロサス(Roses)、期間は 9/29~10/6でした。
大会中、風は予想よりよく吹きました。 たいてい午前中は風がなく、レース開始の午後1時ごろから15ノットほど吹き始め、レース中に20ノットくらいになり、パフで20ノットオーバーというのがだいたいのパターンで、それが6日間のレース期間中、4日くらいありました。 大会案内には 10%の確率で25ノット吹く、とあったので、それほど吹かないだろうと思っていましたが、それは1日のうち10%の時間は25ノット吹く、という意味だったようです。 6日間のうちの他の2日間は吹いても12~13ノットまでで、風向も不安定だったため 1日1レースの消化でした。
成績は大会サイトをご覧いただくとして、軽量の日本人はフリーになると結構有利です。 プレーニングしている時間が外国選手より長いため、どんどん追いつきます。 沈さえしなければ、の話ですが。
400杯という空前の参加艇数ですが、なんとかなるものだなぁ、という感じでした。 各自船を置く場所が指定されており、発着艇に大きな混乱はありませんでした。 レセプションもいかにも欧米のパーティーといった感じで流れ参加、流れ解散、途中で少し挨拶がある程度で、あとはバンドが入っておしゃべりの時間でした。 表彰式も、ハーバーのクラブハウス前で軽食とアルコールの立食、と実にあっさりしたものでした。
コスタブラバという地名ですが、コスタ(costa)は「海岸」で英語のcoastに相当、ブラバ(brava)はブラボー(bravo)の女性形(costaが女性名詞なので)で、勇壮な海岸、荒々しい海岸、といった意味だそうです。 会場となったロサスは中くらいの湾で、よく整備された砂浜が続いていましたが、コスタブラバ全体としてはその名のとおり岩だらけの険しい地形で、ところどころに小さな湾と小さなビーチが点在し、隠れ家的な避寒地になっていました。
ロサスは、レーザーの大会がなくても行く価値のあるところです。 しかし、レーザーの大会がなければまず行くことはない場所でもあります。そういうところへも行ける、というところに国際クラスであるレーザーのひとつの価値があるように思います。
次回は2008年2月にオーストラリアのテリガルです。 次々回はカナダという噂です。
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ロサスの湾 ホテルの前から見たロサスの湾。写真の左手に会場があります。[画像クリックで拡大] |
会場 ハーバーの隣のビーチが船置場。[画像クリックで拡大] |
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会場 海側から見た会場。[画像クリックで拡大] |
出艇風景 出るときは風が弱いのですが... |
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レセプション ロサスにある古い城塞に建てられた仮設テント。レセプションはこの中。赤いランプが並んでいるのは、城塞の入口から仮設テントへの道標。 |
レセプション パエーリャの大鍋。 |
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ダリ美術館 ロサスからバスで30分ほど行ったフィゲラス(Figueres)というところにあるダリ美術館。スペインで2番目に重要な美術館(1番目はマドリッドのプラド美術館)だと言うが... |
カダケス ロサスからバスで(フィゲラスとは逆方向に)30分ほど行ったカダケス(Cadaqués)。イメージどおりの地中海の町。[画像クリックで拡大] |
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リャフラン ロサスから30kmほど南にあるリャフラン(Llafranc)。こぢんまりとしていて喧噪もなく、隠れ家的リゾート。[画像クリックで拡大] |
リャフラン リャフランの切り立った崖に建つ別荘。コスタブラバにはこういった別荘があちこちに点在する。[画像クリックで拡大] |
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サグラダ・ファミリア聖堂 クレーンが林立するバルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂。豊富な入場料収入のおかげ?で、もうガンガン作っている、という感じ。[画像クリックで拡大] |
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